「地域で見守る意識を」

平成28年12月10日(土)

「認知症行方不明者捜索模擬訓練」を行いました。
(共催:川南町・中央地区自治公民館)

これは認知症の方が、地域で行方不明になったことを想定し
捜索の模擬訓練を行うものです。

単に不明の方を探し出すことが目的ではありません。

認知症への理解や対応の仕方を学び、
地域で「見守る意識」を高めることが目的となります。

私は記録係として
様々な声掛け訓練の現場を、見ることが出来ました。

行方不明者の役は、地域の施設で
認知症の支援をされているベテランの方々。

その方々が終了後に、こんな思いを聞かせてくれました。

「認知症の役と分かっていたのに
地域の中をトボトボと一人で歩いていたらとても寂しかった。

声を掛けられて、ものすごくうれしかった。

声を掛けるって大事ですね」

「否定しない。共通の話題を探す。
一言で言うと、認知症の人の心に寄り添うことが大事です。」

私は若い頃に実際に捜索し、その方が見つかったときには
「困った人だ」と思ってしまっていました。

でも違います。
「困っている方々なのです」

御主人に山にお弁当を届けるために
歩き回っているあいだに
行方不明になってしまった役の方もいました。

これは実際にある話しであり、本人は、どんなに心細いかと思いました。

「心に寄り添う」

とても深く、難しいことです。

しかしこのことは、認知症の方々はもちろん
人を理解することの原点であると思います。

この訓練の模様が宮崎日日新聞でも
紹介されました。(平成28年12月11日・西都児湯版)

新聞を見られたという方々から
「私に出来ることがあったら協力するから。」
「当事者にとって、心強い取り組みです。」
という声を頂きました。

この取り組み、「地域で見守る意識」が高まることを願っています。

conv0002
conv0001