受賞
皆さん
「みんなに優しいごみ袋」をご存じですか?
川南町の可燃ゴミ袋(大)には中心に青いシールが貼ってあります。
これは、ある全盲の視覚障がい者からの一言で始まりました。
「私たちは生活をしていくうえで、ゴミを捨てるのがとても大変です。それは、私たちは、目がみえないことによって「可燃ゴミ袋」や「不燃ゴミ袋」の判別ができないからです。」
これを聞いた役場の職員さんが、「シールを貼れば判別できるのでは?」と考え、活動が始まりました。
当初は、業者に委託する方法も考えていましたが、ボランティア団体の方々から、「それぐらいの事は俺たちでもできる。ボランティアでシールを貼ろうや!!」という有り難い意見をいただき、ボランティアでシールを貼ることになりました。
年間3万6千袋の可燃ごみ袋に、ボランティア(小学生から高齢者まで)が一枚一枚丁寧に貼っています。
時には、ゴミ袋の納品の関係上、急遽、お呼びたてしてシールを貼ってもらう事もあります。
そういった時にも「二つ返事」で、シール貼りを引き受けてくれる多くの町民の方を
いつも尊敬しています。
そういった活動が認められました。
宮崎県ユニバーサルデザインアイディアコンクール(一般の部)で大賞をいただきました。
受賞のポイントは、
①視覚障がい者、高齢者、住民の「誰もが触ってわかるデザイン」
②作成活動を住民ボランティアがおこなっている事で、「心も温まるデザイン」
③こういった取り組み自体が福祉教育となる「福祉のまちづくりデザイン」
平成28年2月24日に、県知事より表彰を受けてきます。
また、こちらのブログで、詳細はご報告させていただきます。
※ユニバーサルデザイン(宮崎県庁HP引用)
年齢や性別、障がいの有無、国籍などの個人の特徴にかかわらず、できるだけ多くの方にとって住みやすい「まちづくり」や使いやすい「ものづくり」などを目指して行く考え方のことです。