「親切は受けんとね」

学生時代の忘れられない出来事です。

電車に乗っていると
20代と思えるオシャレな女性が乗って来ました。

シャツを出して
今どきの若者のファッションをしていました。

その時、
電車の入り口に座っていた高齢の婦人が言いました。

「ねぇ、あなた。シャツが出てるわよ。
シャツを入れたらどうなの?
せっかく若くてキレイなんだから
身だしなみもちゃんとしなさいよ」

周囲の空気が固まりました。

しかしその女性は
「あ、ハイ、ありがとうございます」
と言いながらシャツをズボンの中に入れたのです。

次の駅で、
高齢の婦人は電車から降りて行きました。

電車が走り出した時、
若い女性は再びシャツを出していました。

近くにいた女子高生と目があった女性は
笑顔で言いました。

「親切は受けんとね!」

女子高生は
「かっこいいー!!」と歓声を上げていました。

私は「シビレながら」その光景を眺めていました。

「親切は受けんとね」
あの時の女性の言葉が今でも忘れられません。

業務上で、プライベートで
様々な方々が声を掛けてくれます。
親切心から
声を掛けて頂くことが多くあると思います。

果たして私は気にかけてくれる方々の気持ちを
受け止めているか?

地域の皆さんからの親切を
きちんと感じ、受け入れているか?

時に自分を省みなければと思っています。
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